サウナの効果まとめ【整いのメカニズム】医学の観点から徹底解説

サウナ

いきなりですが、皆さんサウナは好きですか?私は大大好きで、心からサウナをオススメします!!

  

現在、日本中でかつて無いほどのサウナブームが巻き起こっています。サウナに入ると疲れが吹き飛び、めちゃめちゃ気持ちよくなれますよね?

この気持ちよさは、運動やお酒で得られる気持ちよさとは比べものにならないほどサウナは気持ちいです!!

なぜ、サウナに入ることで疲れが取れて気持ち良くなるの??

このような疑問をお持ちの方、沢山いるのでは無いでしょうか。この記事では、サウナに入ることで得られる【整いの最強メカニズム】について医学の観点から徹底解説していきます!

 

サウナとは

サウナ(前菜)水風呂(メイン)外気浴(デザート)
この正しい入り方をすることによって、正真正銘の「整う」を味わうことができます。
サウナブームが巻き起こっている昨今、正しい知識を身につけることで周りのサウナーたちと差をつけていきましょう。

サウナで体に起こる変化

※サウナはただ入ればいいだけではない。
※サウナに入って終わりにしてはいけない。

 

「整う」を実現するためには、この2つの注意点を押さえておく必要があります。

【サウナに入る】とは
 サウナ   ➡︎  水風呂  ➡︎  外気浴
         
この1セットのことを「サウナに入る」と言います。
この1連の流れを行うことでこそ、沢山の効果を得られることができます。
以下、サウナによって得られる効果を紹介していきます。
  1. 脳疲労が取れる
  2. 頭が良くなる
  3. アイデアが湧きやすくなる
  4. メンタルが安定する
  5. 睡眠の質が上がる
  6. 目・肩・腰の疲労が取れる
  7. 痩せやすくなる

なぜサウナにはこの様な効果があるのか??

サウナ➡︎水風呂➡︎外気浴この1連の行動によって体にどのような変化が起きるのか説明していくよ!

ステップその1 サウナに入る

皆さんご存知の通り、サウナは室温が90度〜100度近くあり、とても暑いです。

 

この超高温な場所において、体は「緊急事態だ!」と判断します。

 

具体的にはこの時、体は交感神経を優位にさせています。超高温という危機的な状況に体を対応させるためにエネルギーを総動員させるのです。

 

ステップその2 水風呂に入る

超高音の次は、超低音の水風呂に入ります。

 

先程とは真逆で、めちゃくちゃ冷たいです!!

 

この時も体は、交感神経が優位に働いてます。

ステップその3  外気浴

外気浴とは、ただ外で寝そべったり、座ったりすることです。

 

ここでようやく、体が日常の安全な世界に戻るというわけです。

 

すると体は「生き延びたぜ!」とようやく安堵し、一気にリラックス状態になります。

 

この時体は、副交感神経が優位になっています。副交感神経が優位になるということは、体がリラックスモードに入るというわけです。

 


先程までは、サウナと水風呂という危機的な状況に体がおかれていたため、交感神経優位であったのに、危機的な状況から解放されて、一気に副交感神経優位になる。

このように

  サウナ ➡︎   水風呂  ➡︎  外気浴

        

 

この1連の流れで、体内では激しく変化が生じています。

 

これが、ざっくりとサウナ中で体に起こる変化というもです。

ここでもう少し、体の反応について掘り下げていくよ!それから、得られる効果についても一緒に解説していくよ!

 

 

サウナで得られる効果について

1. 脳疲労が取れる(最大のメリット)

 

サウナに入ることによって、効率よく脳を休ませることができます。その理由は大きく2つあり

 

①無理やり脳を休ませる

 

サウナから水風呂という体にとって危機的な状況が続いた時、戦闘状態になっています。

 

しかし!!この時なんと「」はめちゃめちゃサボっているのです。

 

体が危機的状況にあるため、脳を働かせる暇なんてないのです。そのためサウナと水風呂に入っているとき、脳の活動を一気に抑えられ、脳を無理やり休ませることができるのです。

 

②脳の血流を増やせる

サウナによって体温が上昇し、体全体の血流が良くなります。
水風呂によって、体の熱を体内にとどめるために体の皮膚表面の細かい血管だけが一気に収縮します。
これによりどのような変化が訪れるかというと

 

体の中心にある、太い血管だけで大量の血液を回すことになります。

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太い血管の血流が劇的に上がる!!太い血管の中には脳に繋がる大きい動脈も含まれています。

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脳をめぐる血流が増え、脳に溜まっている老廃物が押し流される!

  1. サウナと水風呂によって脳を無理やり休ませる!
  2. 血流の変化を使って脳のゴミを一気に押し流す!

この2つの理由によって、脳疲労が一気に回復するというわけなんだ!

 

また、サウナや水風呂などの危機的状況によって【アドレナリンエンドルフィン】などの脳内物質が分泌されます

 

 

アドレナリンには、鎮痛作用集中力UP頭が冴える

 

エンドルフィンには、多幸感恍惚感体の修復などの効果があります。

「ととのう」という状態

サウナと水風呂の後の【外気浴】の時に最高の気持ちよさを感じながらも、頭は冴えわたっている状態のことを言います。

 

これは、「体」副交感神経でリラックス。「脳」にはアドレナリンエンドルフィンが冴えているという状態です。

 

サウナや水風呂の段階で脳内に残っていた、アドレナリンやエンドルフィンが、副交感神経が優位の外気浴の際に数分間残っているため「ととのう」という状態が成立します。

 

アドレナリンやエンドルフィンは半減期が2〜3分であるため、水風呂を出て2〜3分間が最高の「ととのう」時間です。

 

2.頭が良くなり、アイディアが湧きやすくなる

ずばり!サウナによって脳内ではα波β波という脳波が正常に整うんだ!

 

この脳波の影響により、頭が良くなり、アイディアが湧きやすくなるのです。具体的にどんな能力が向上するか紹介していきます!

 

1.ワーキングメモリの向上

ワーキングメモリが大きいほど難しい仕事を解決したり、物事を効率よくこなすことができます

 

2.集中欲の向上


この2つの能力には、α波という脳波が関わっていて、サウナによりこのα波が正常になるのです。一方でβ波という脳波を整います。

 

β波は「アイデア」や「ひらめき」に大きく関係しています。ですので、アイデアが湧きやすくなるという訳です。

α波は普通の入浴でも整いますが、β波はサウナでのみ整えることができます。

3.メンタル安定、睡眠の質向上、目・肩・腰の疲労回復、肌が綺麗に、痩せやすくなる

  1. 自律神経の正常化
  2. 血流UP
  3. 代謝UP

上記3つの理由によりこれらの効果を得ることができます。

1.自律神経の正常化
自律神経とは…交感神経副交感神経のことです。
サウナによって、交感神経副交感神経が激しく切り替わります。
つまり体は、交感神経副交感神経の切り替えがうまくなる。
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自律神経が整うことで「感情的にならなくなりメンタルが安定する」「睡眠の質が上がる」「体が疲れにくくなる」という効果があります。
2.血流と代謝について
サウナによって、体温が上昇します。
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血流が良くなり汗もたくさんかきます
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これにより「目・肩・腰の疲労回復」「肌が綺麗になる」「痩せやすくなる」という効果が得られるのです。

サウナの正しい入り方

  サウナ  ➡︎  水風呂  ➡︎  外気浴
      
サウナというものは、この3つで1セットと言いました。

 

サウナから水風呂への移動。水風呂から外気浴への移動はなるべく短くするのが効果的なんだ!ただ、短くといっても水風呂の前にはしっかり汗を流すなどマナーはちゃんと守ろうね!!

時間について
サウナ→5〜10分 水風呂→数十秒〜2、3分 外気浴→5〜10分
これらはあくまで目安であり、人により体の温度の上がり方などが異なります。また、施設によってもサウナの温度や水風呂の温度は異なるため、本来は心拍数が目安となります
サウナから出る時には通常の2倍
水風呂から出る時には通常に戻るまで
これが最適と言われています。
これらを体感で表すと、サウナでは背中の真ん中が温まるくらい水風呂では気道がスースーし始めるくらい。こちらが目安になります。
外気浴は、季節にもよりますが5〜10分が目安と言われています。可能であれば横になるのがベストです。横になることで血液が全身をめぐりやすくなるからです。
これらを3〜4セットするのが基本となります。
抑えておきたい細かいポイント
  1. 各セットの間ではしっかり水分補給を行う。
  2. サウナではアグラか体操座り(高さを合わせてムラなく体を温めるため)
  3. 水風呂は息を吐きながら入ると入りやすい。それでも厳しい方は手だけ出して入ってみるとより入りやすくなります。

 

 

まとめ

今回は大きく分けて

  1. サウナで体に起こること
  2. サウナの効果
  3. サウナの正しい入り方

これらについてご紹介させていただきました。

普通の入浴でも、体の回復効果は大きいですがサウナによって体だけではなく、脳の疲労が取れるという大きなメリットがあります。

ぜひ週に1度はサウナに行き脳と体をリセットすることを強くお勧めします

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